今回は『異世界の皇妃』の12話13話14話についてのネタバレを紹介していきたいと思います。
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目次
異世界の皇妃|11話までのお話
「おお我が愛しの皇妃よ!」と言いながら、皇帝が部屋に入ってきました。
打ち合わせ通りサラは皇帝に笑顔で抱きつきます。
エール公爵の娘 リズベットは案の定ショックを受けているのを見てサラは満足したのですが、皇帝は打ち合わせにないキスをしてきました。
この様子を見ていたボネピート家は、サラと離縁すると言い出しました。
そうすればエール公爵家からリズベットを側室に出すことも出来て、皇妃の最低の資格でもある公爵、侯爵家の身分もはく奪出来るからです。
焦るサラに対して、皇帝は問題ないと断言します。
なぜならサラは遠い異国の貴族なのだと。
ですが唯一の皇妃に遠い国の姓をここで名乗せる訳にもいかないので、今より自分の姓のル・クレンシアを名乗るように伝えます。
その姓を名乗ることが許されるのは、皇后ただ1人なのでサラは驚きを隠せません。
異世界の皇妃|12話のあらすじとネタバレ
帝国皇室の姓 ル・クレンシアを授かったということは、皇帝がサラを次期皇后に指名したと誰もが思います。
今も皇后宮にふんぞり返ってる皇后太のお腹の子が男の子だった場合、将来生まれるルクレティウスのこそ最大の邪魔者になるため、今度は本格的にサラの命を狙ってくるでしょう。
皇帝はあえてサラに華やかな衣装を着せて、皇后太にこれがターゲットだと目を向けさせているようでした。
どうすればこの張り巡らされた謀略の網から抜け出せるのかと考えますが、気持ちとは反対に8日間に渡る皇帝の冠式とパーティは盛大に始まってしまいます。
解決方法は見つかりませんが、このまま皇帝の思い通りには、絶対にならないと心に誓うサラなのでした。
サラは皇帝に直訴して、半ば強引に1週間のお休みをゲットし、ロネス離宮というところに来ていました。
まるで時間が止まっているようで、皇后という立場も忘れリラックス出来ます。
そんな中、ここで幽霊が出るという不吉な噂を耳にするのです。
この離宮はかつて処刑されたルクレティウスの生母、先々代のベアトリーチェ皇后のお気に入りの場所でしたが、皇后が亡くなってから数年後、1週間に2~3回夜中に女性の悲鳴やすすり泣く声が聞こえるというのです。
サラはお化け屋敷も入れないほどの怖がりのため、その話を聞いた夜にはカーテンが揺れる音にもビクビクしてしまいます。
あんな奴でもこういう時くらいそばにいたらいいのに…と思っていたところ、皇帝が突然窓から現れました。
幽霊を怖がっているサラの様子を見て、からかってきます。
そして照れ隠しでそっぽを向いて寝るサラを、包み込むようにして一緒に眠りについたのでした。
異世界の皇妃|13話のあらすじとネタバレ
皇帝の夜這いを除けば心配していた幽霊も現れることなく4日目の夜までは静かに過ごせました。
ですが5日目の明け方、叫び声でサラは飛び起きます。
声のする方へ走ると、お婆さんが泣き崩れていました。
呆然としていると、そこにロネス離宮の責任者を務める侍女のアグネスが心配して駆け寄っていったのです。
泣いているお婆さんは彼女の母の様でした。
その場に居合わせたサマンサが、泣いているデイム・ドトゥリヤは不慮の死を遂げたベアトリーチェ皇后の乳母だと説明してくれました。
そしてそのベアトリーチェ皇后は、伯爵の妾の子として生まれ、不幸な生涯を送ったのです。
彼女は絶世の美女と謳われ、16歳で先代皇帝の側室となり、ルクレティウスを産んだ後に皇后に就きました。
ですが、美貌と純真さだけが取り柄だった彼女に皇帝の寵愛は長くは続きません。
当時皇帝の寵愛を受けていた第一皇妃カトレアは、我が子を皇太子にするために皇后を罠に陥れたのでした。
ある日泥酔状態の皇帝が、ベアトリーチェ皇后の寝所を訪れたあと子供を授かりましたが、皇帝が記憶がないのにつけ込んで、その日の夜一緒にいたのは自分で、皇后は不貞を犯したと嘘を吹き込んだのです。
結局皇后は胎中の子と共に斬首され、乳母を装っていた実の母親は娘の処刑を目の前に心を病んでしまいました。
ですが悪事の報いを受けたのか、カトレアの子供は1年もたたずに死んでしまいます。
先程駆け寄ったアグネスはベアトリーチェ皇后の実の妹ではなく、侍女を務めていたところ、元々孤児だった彼女を養女として迎えていたのです。
これでルクレティウスが父親を憎んでいた理由が少しわかりました。
ふとサラは戴冠式の後に皇帝と話したことを思い出したのです。
それはリズベットは可愛くて純粋で皇帝にベタ惚れなのに、側室にしないなんてもったいないと思わないのか?と質問したところ、頭が悪い女は嫌いと答えました。
更にもっと嫌いなのはバカがつくほど優しい女だ。と言っていたことを。
今思えば、あれは一瞬だけ見せた彼の本音だったのかもしれません。
その夜いつもの様に窓から来た皇帝と話していましたが、彼が用意してくれた水を飲んでからなぜか眠たくなってしまい、意識を失い倒れてしまいます。
そんなサラを皇帝が抱きとめて、水に毒を入れたことを謝るのでした。
異世界の皇妃|14話のあらすじとネタバレ
「心配は無用だ。死にはしない。」
薄れゆく意識の中で、皇帝が言っていました。
サラは激しい頭痛で目を覚まします。
傍には毒を盛った張本人の皇帝が、なぜか神妙な顔をして立っていました。
あれから3日ほど眠っていたようでした。
どうして毒を盛ったのか聞くと、皇妃毒殺の容疑で皇后太の右腕トルカ侯爵夫人と侍女の内3分の2を地下牢に送った事が目的だったと伝えられます。
更に公式的には皇后太の侍女が盛った毒のせいで、サラが流産した事になっていると。
もちろんサラは妊娠しておりません。
一瞬おどろきますが、毎晩欠かさずサラの元に通っていたり、離宮で休ませていたのも、周囲からサラが身ごもっていたと思わせるための作戦でした。
そしてそれが皇妃暗殺未遂に加え、皇帝の実子殺害という重罪を着させるための伏線だったのだと分かり、抜け目がない完璧な作戦に逆に関心してしまいます。
あの毒は信頼している侍医に作らせたもので、目覚めるまでに1日と聞いてたのに思っていたより時間がかかってしまった。
これは俺の本意ではなかったと、まるで言い訳しているように説明してきました。
いつもの口が達者な皇帝とは違う様子に戸惑ってしまいます。
毒を作ったお医者さんは皇族の命を死の危険に晒した罪で処罰されることを知ったサラは、毒を作ったお医者さんが処罰されるのはおかしい。
だったら指示した皇帝がまず罰を受けるべきだと怒ります。
そうすると、皇帝はその通りだとうなずき、なんなりと罰を受けようと手を握ってきました。
その行動にびっくりしました、一応筋は通すべく、貸しを1つ作りました。
どういう心境の変化かはわかりませんが、調子が狂ってしまいます。
今度は侍女のルイスとエルザがサラに危険な目に合わせてしまったので、罰を与えて欲しいと泣きついてきます。
2人のせいではないので罰を与える必要はないのですが、これを機に完璧な味方を作っておこうと1ヶ月召使いに降格し、身の回りの世話を命じます。
サラの寛大な指示に一生付いていくと2人は泣いていました。
口コミ・感想こっそり紹介
皇帝が自分で毒を盛ったとはいえ、サラのことをすごく心配していましたね。
切なそうな表情にはきゅんとしてしまいました。
そして言い訳する姿は、今まで冷酷で口が悪かった印象と違ってとても可愛らしかったです。
次回15話の徹底予想
ロネス離宮で皇帝の母、ベアトリーチェ皇后の過去を知ることになりました。
お腹に子供を身ごもっている状態で斬首するなんて、改めて王宮の残酷さが分かります…
さて第15話では、いよいよこちらから攻撃を仕掛けます。
側近たちを失った皇后太は、どう応戦してくるのでしょうか!
まとめ
異世界の皇妃12話13話14話のちょっとネタバレ入れながら紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
初めて会った時は、サラのことまで殺そうとまでしていた皇帝の気持ちに変化が表れてきましたね。
これから先2人の恋がどう発展していくのかも楽しみです!
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